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タブレット教材を検討するとき、「子どもが一人でも取り組みやすい教材はどれか」「学校の授業に合わせて学べるか」「先取りや復習にも使えるか」など、気になるポイントは家庭によって異なります。
特に幼児から小学生、中学生、高校生まで長く家庭学習を続けたい場合は、現在の学習内容だけではなく、学年が上がったときの使い方まで確認しておくことが大切です。
スマイルゼミは、専用タブレットを中心に学習を進める通信教育です。幼児・小学生・中学生・高校生向けのコースが用意されており、小学生コースでは教科の学習に加えて英語やプログラミングなどにも取り組めます。
一方、タブレットを利用できる通信教育はスマイルゼミだけではありません。進研ゼミ小学講座の「チャレンジタッチ」やZ会の小学生タブレットコースなど、それぞれ異なる特徴を持つ教材があります。
そこでこの記事では、スマイルゼミを中心に、タブレットで学習できる代表的な通信教育を比較します。
料金だけで判断するのではなく、
・対応している学年
・学習できる教科
・学校の授業との対応
・先取り、さかのぼり学習への対応
・タブレットの使い方
・添削や学習サポート
・英語やプログラミングへの対応
・家庭で続けやすくするための仕組み
といった点を確認していきます。
家庭学習の目的や子どもの学習スタイルに合った教材を選ぶための参考にしてください。
なお、料金・キャンペーン・教材内容などは変更される場合があります。本記事の料金等は2026年8月21日時点で確認できる情報を基準としており、申込前には各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。
スマイルゼミ

出典:スマイルゼミ公式サイト
商品概要
スマイルゼミは、専用タブレットを使って家庭学習を進める通信教育サービスです。
幼児、小学生、中学生、高校生を対象としたコースがあり、年齢や学年に応じた教材が配信されます。
紙教材を中心とする通信教育とは異なり、タブレット上で問題を解いたり、解説を確認したりしながら学習を進められることが特徴です。
小学生コースでは、国語・算数をはじめ、学年に応じて理科・社会も学習できます。英語やプログラミング教材も用意されています。
また、国語と算数・数学について学年を超えて学習できる「コアトレ」があり、現在の学年だけに限定せず、理解度に応じて先取りやさかのぼり学習を行えるようになっています。
公式サイトでは、コアトレについて幼児から中学3年生レベルまでの国語、算数・数学を学べるものとして案内されています。
特徴
専用タブレットを中心に学習できる
スマイルゼミでは、専用タブレットを使って学習します。
問題の表示から回答、採点、解説までタブレット上で進められるため、家庭で教材を管理するときに紙の冊子が増えにくいこともタブレット教材ならではの特徴です。
タブレット学習というと選択問題をイメージする場合がありますが、スマイルゼミでは画面上に書いて回答する学習にも対応しています。
家庭学習で「問題を読む」「答える」「答え合わせをする」という流れをできるだけ一つの端末で完結させたい家庭では、比較しておきたいポイントです。
小学生コースは教科書に沿った学習に対応
スマイルゼミ小学コースでは、学校で使用している教科書に沿った学習に対応しています。
学校の授業内容と関連づけながら家庭学習を進めたい場合、教科書への対応状況は重要な比較項目になります。
ただし、学年によって配信される教科は異なります。たとえば小学1年生では国語・算数・英語が中心となり、理科・社会は3年生から配信されます。
「5教科対応」という情報だけを見るのではなく、利用予定の学年でどの教科が配信されるのかを確認すると選びやすくなります。
英語とプログラミングにも取り組める
小学生コースでは、主要教科だけでなく英語やプログラミングにも取り組めます。
公式サイトでは、学年に合わせたプログラミング教材と、教科に関連した講座が配信されることが案内されています。
家庭学習用の教材を複数契約するのではなく、一つの通信教育の中で幅広い内容に触れさせたい場合には確認しておきたい特徴です。
コアトレで先取り・さかのぼり学習ができる
スマイルゼミを比較するうえで注目したい機能の一つが「コアトレ」です。
コアトレは、国語と算数・数学について学年の枠を超えて取り組める学習コンテンツです。
たとえば、学校で習っている内容より先に進みたい場合は先取りに利用できます。一方、現在の学年の内容で理解しにくい部分がある場合には、以前の内容へ戻って学習するという使い方もできます。
公式サイトでは幼児から中学3年生レベルまで対応すると案内されています。
学年に完全に固定された教材よりも、理解度に合わせて学習範囲を調整したい家庭では比較材料になります。
料金
スマイルゼミの受講料は、学年・クラス・支払方法によって異なります。
小学生コースの場合、公式サイトでは小学1年生の標準クラスを12か月分一括払いで利用すると、月あたり3,300円(税込3,630円)からと案内されています。
受講料とは別に、専用タブレット代が必要です。
12か月以上の継続利用を前提とした専用タブレット代は9,980円(税込10,978円)です。初回請求時に一括で支払うほか、毎月払いを選択した場合は月々980円(税込1,078円)の12回払いも選択できます。
短期間で退会する場合は、利用期間によって追加のタブレット代が発生するため注意が必要です。
6か月以上12か月未満で退会した場合は、専用タブレット代として追加で6,980円(税込7,678円)が請求されます。
6か月未満で退会した場合は、専用タブレット代として追加で29,820円(税込32,802円)が請求されます。
また、端末の故障などに備える「タブレットあんしんサポート」も用意されています。サポート費は年間3,600円(税込3,960円)で、月あたりに換算すると300円(税込330円)です。
サポート期間中の修理交換費用は6,000円(税込6,600円)と案内されています。なお、タブレットの通常価格は39,800円(税込43,780円)です。
長期間利用する場合には継続割引もあります。
12か月一括払いの場合、税抜価格からの割引額は次のとおりです。
・2年目以降:年間1,200円割引
・3年目以降:年間2,400円割引
・4年目以降:年間3,600円割引
・5年目以降:年間4,800円割引
・6年目以降:年間6,000円割引
6か月一括払いと毎月払いにも継続年数に応じた割引があります。一度退会して再入会した場合は継続年数を引き継げません。
スマイルゼミの料金を他社教材と比較するときは、月あたりの受講料だけではなく、専用タブレット代や利用予定期間も含めて確認することが大切です。
特に12か月未満で退会する可能性がある場合は、タブレット代の追加請求条件まで確認してから申し込むと費用を把握しやすくなります。
料金・割引・端末代などは変更される場合があります。上記は2026年8月21日時点で公式サイトから確認した内容です。申込時には最新の料金と適用条件をご確認ください。
おすすめポイント
スマイルゼミは、学習の中心を専用タブレットにまとめたい家庭にとって検討しやすい通信教育です。
特に確認しておきたいポイントとして、次のようなものがあります。
・専用タブレットを中心として学習できる
・学校の教科書に沿った学習に対応している
・英語やプログラミングにも取り組める
・コアトレで国語と算数・数学の先取り、さかのぼり学習ができる
・幼児から高校生までコースが用意されている
一方で、タブレットを使った学習との相性には個人差があります。
紙教材に書き込みながら勉強することを好む場合や、人から直接説明してもらう学習方法を重視する場合には、タブレット教材以外の選択肢も含めて検討するとよいでしょう。
キャンペーン・特典
2026年8月21日時点では、スマイルゼミ公式サイトで期間限定の特典が案内されています。
小学生コースでは、2026年8月27日までの案内として「8月受講料0円」が掲載されています。
また、スマイルゼミでは、教材を実際に自宅で試したうえで継続するか判断できる全額返金保証が案内されています。
保証期間はタブレットの発送から2週間程度です。正確な全額返金保証期間については、申込手続き完了時またはタブレット発送時に送られるメールなどで案内されます。
全額返金保証期間内に所定の退会手続きを行い、タブレットを返却すると、初回に支払った会費とタブレット代が返金対象となります。
ただし、全額返金保証には条件があります。
・初回入会時のみ対象
・指定された保証期間内に退会手続きを行う必要がある
・サポート窓口への電話連絡が必要
・タブレットを返却する必要がある
・返却時の送料は利用者負担
・送付時の箱に付属品一式を含めて返却する必要がある
・タブレットなどは退会申込日から1か月以内に返却する必要がある
期限までにタブレットなどを返却できなかった場合は、43,780円(税込)のタブレット等代金が請求されると案内されています。
また、全額返金保証期間内に一度退会してから再入会した場合、再入会分は全額返金保証の対象にはなりません。
「約2週間試せる」という点だけを見るのではなく、保証期間の終了日や返却方法、返送期限などを確認して利用することが重要です。
キャンペーンや特典、全額返金保証の条件は変更・終了する場合があります。上記は2026年8月21日時点で確認した情報です。実際に申し込む際は、公式サイトおよび申込時に表示される最新の適用条件をご確認ください。
利用シーン
スマイルゼミは、たとえば次のような家庭学習の場面で検討できます。
学校で学んだ内容を家庭で復習したい場合は、教科書に沿った講座を使って学習内容の定着を目指せます。
現在の学年より先の国語・算数を学びたい場合には、コアトレを使った先取り学習という選択肢があります。
反対に、以前学習した単元に不安がある場合には、さかのぼって復習する使い方もできます。
また、保護者が毎回教材を選ぶのではなく、タブレットを中心として子ども自身が家庭学習を進められる環境を検討している場合にも比較候補になります。
スマイルゼミを検討するときのまとめ
スマイルゼミは、専用タブレットを中心とした家庭学習と、学校の学習内容への対応、さらに先取り・さかのぼり学習を組み合わせて検討したい家庭に向いている通信教育です。
特に小学生の場合は、通常の教科学習だけでなく、英語、プログラミング、コアトレなどを一つのサービスの中で利用できる点を確認しておくとよいでしょう。
ただし、最適な教材は学習目的や子どもの学習スタイルによって変わります。
料金だけでなく、学習方法や教材内容、端末の条件まで他社サービスと比較して判断することが大切です。
進研ゼミ小学講座 チャレンジタッチ

商品概要
進研ゼミ小学講座は、ベネッセが提供する小学生向け通信教育です。
小学講座では、専用タブレットを中心に学ぶ「チャレンジタッチ」と、紙教材を中心に学ぶスタイルが用意されています。
タブレット学習を希望する場合にチャレンジタッチを選べる一方、「家庭学習は紙教材を中心にしたい」という場合にも選択肢がある点は、スマイルゼミとの違いを比較するうえで確認しておきたいポイントです。
公式サイトでは、「赤ペン先生」の個別指導について、タブレット中心・紙中心のどちらの学習スタイルでも利用できることが案内されています。
特徴
タブレット中心と紙中心の学習スタイルから選べる
スマイルゼミが専用タブレットを中心に設計されているのに対して、進研ゼミ小学講座ではタブレット中心のチャレンジタッチと紙教材中心のチャレンジから学習スタイルを選択できます。
そのため、最初からタブレット学習に絞っている家庭だけではなく、「紙教材とタブレット教材のどちらが合うか」という段階から検討したい家庭にも比較しやすいサービスです。
動画や音声を利用した学習
チャレンジタッチでは、専用タブレットを使い、動画や音声を取り入れながら理解、演習、定着へと学習を進める設計になっています。
文字や静止画だけでは理解しにくい内容を、タブレットならではの表現を使って学べることはデジタル教材のメリットの一つです。
個別指導の仕組みも確認できる
進研ゼミ小学講座では「赤ペン先生」による個別指導があります。
タブレットだけで自動的に学習を進める仕組みだけではなく、提出課題などを通した個別のやり取りも重視したい場合は比較ポイントになります。
スマイルゼミと比較するときには、「タブレット上で自分のペースで進めることをどの程度重視するか」「添削など人による指導をどの程度求めるか」を考えると、教材の違いを整理しやすくなります。
料金
進研ゼミ小学講座の受講費は学年や支払方法などによって異なります。
2026年度9月号から小学1年生が受講する場合、公式サイトでは12か月分一括払いについて、1年生時は月あたり3,300円、2年生時は月あたり3,700円と案内されています。
6か月分一括払いの場合は月あたり3,670円、毎月払いの場合は月々4,080円です。いずれも公式サイトに掲載されている税込金額です。
小学2年生の場合は、同じ2026年度9月号からの入会で、12か月分一括払いでは2年生時が月あたり3,700円、3年生時が月あたり4,600円と案内されています。
このように学年によって受講費が異なるため、スマイルゼミと比較する際には同じ学年、同じ支払期間をそろえて確認することが重要です。
おすすめポイント
チャレンジタッチは、専用タブレットを活用しながら、進研ゼミならではの個別指導なども利用したい家庭にとって検討しやすい教材です。
また、紙教材を中心とした学習スタイルも用意されているため、タブレット中心の学習と紙中心の学習を比較して決めたい場合にも候補になります。
一方で、教材の種類や付録などは時期や学年によって異なる場合があります。
「何が届くか」だけで判断せず、日常的に利用する教材と学習の進め方を確認したうえで比較することが大切です。
キャンペーン・特典
進研ゼミ小学講座では、入会時期などによってキャンペーンや教材のラインナップが変わる場合があります。
申込時には、受講費だけでなく専用タブレットに関する条件、教材の内容、キャンペーンの適用条件などを公式サイトで確認してください。
期間限定の内容については、申込時期によって利用できない場合があります。
利用シーン
チャレンジタッチは、学校の学習に合わせた家庭学習をタブレットで進めたい場合に検討できます。
動画や音声などのデジタル教材を活用したい場合や、赤ペン先生による個別指導も利用したい場合には、特徴を比較してみるとよいでしょう。
また、タブレット学習にするか紙教材にするか決めかねている家庭では、両方の学習スタイルが用意されていることも判断材料になります。
進研ゼミ小学講座を検討するときのまとめ
チャレンジタッチは、タブレットによる学習と個別指導などを組み合わせて家庭学習を進めたい場合に検討できるサービスです。
スマイルゼミと比較すると、どちらもタブレットを活用できる一方、教材構成や学習サポートの考え方には違いがあります。
そのため、「料金だけでどちらかを選ぶ」のではなく、子どもが日々どのように勉強することになるのかをイメージして比較するとよいでしょう。
Z会 小学生タブレットコース

出典:Z会公式サイト
商品概要
Z会の通信教育には、小学生向けのタブレットコースが用意されています。
2026年度の小学生タブレットコース1・2年生では、国語・算数・みらいたんけん学習をセットで受講し、英語とプログラミング学習も含まれます。
小学3・4年生向けの小学生タブレットコースでは、国語・算数・理科・社会・英語に加え、未来探究学習、プログラミング学習がセットになっています。
タブレットを使いながら教科の理解だけでなく、考える力を意識した学習にも取り組みたい場合に比較候補となる通信教育です。
特徴
基礎から発展まで取り組める教材設計
Z会は、基礎から発展まで段階的に学ぶ教材設計を特徴としています。
家庭学習では、学校で習った内容を確認することを中心にしたい家庭もあれば、理解できている内容についてはより深く考える問題にも挑戦したい家庭があります。
後者を重視する場合には、問題の難易度や発展学習の内容を確認して比較するとよいでしょう。
学年によって学習内容が構成されている
小学1・2年生のタブレットコースでは、国語・算数だけではなく「みらいたんけん学習」、英語、プログラミングなども学習内容に含まれます。
小学3年生以降になると理科や社会なども加わります。
スマイルゼミと比較する際は単純な教科数だけでなく、「各教材でどのような学習をするのか」まで確認することがポイントです。
料金
2026年度のZ会小学生タブレットコース1年生は、12か月一括払いの場合、1か月あたり税込3,995円です。
6か月一括払いでは月あたり4,465円、毎月払いでは月額4,700円と案内されています。
小学2年生では、12か月一括払いが月あたり4,335円、6か月一括払いが月あたり4,845円、毎月払いが月額5,100円です。
また、Z会では2026年度の小学生タブレットコースについて入会金無料と案内されています。
料金を比較するときには、同じ学年と同じ支払方法で条件をそろえることが重要です。
さらに、利用するタブレットの条件も確認しておきましょう。公式サイトでは、小学生タブレットコース1・2年生の受講には受講環境を満たすタブレット端末等が必要と案内されています。
おすすめポイント
Z会小学生タブレットコースは、タブレットを活用しながら、基礎だけでなく発展的な学習にも取り組みたい場合に比較しやすい教材です。
また、英語やプログラミングだけでなく、学年に応じて探究的な内容を含む学習が用意されていることも特徴です。
一方、タブレットの準備条件などはコースや学年によって確認が必要です。
家庭にある端末を利用できるのか、専用端末が必要なのかといった点は、受講費とあわせて事前に確認しておきましょう。
キャンペーン・特典
キャンペーンや特典は時期によって内容が変わる可能性があります。
Z会を検討する際には、その時点で利用できるキャンペーンだけでなく、通常の受講会費、支払方法、途中で受講を変更・中止する場合の精算条件なども確認しておくことが大切です。
2026年度の小学生タブレットコースでは、12か月一括払い、6か月一括払い、毎月払いが用意されています。途中で受講を変更・中止した場合には、一括払いの受講会費を精算する仕組みが案内されています。
利用シーン
Z会小学生タブレットコースは、学校で習う内容を学習しながら、考える問題や発展的な内容にも触れたい場合に検討できます。
特に、問題を解くだけでなく「なぜそうなるのか」を考える学習を重視したい家庭では、実際の教材内容や体験教材などを確認して比較するとよいでしょう。
また、中学受験を視野に入れている場合には、小学生タブレットコースだけで判断するのではなく、Z会が別途用意している中学受験コースとの違いも確認する必要があります。
Z会を検討するときのまとめ
Z会小学生タブレットコースは、教科学習に加えて英語、プログラミング、探究的な学習などにも取り組める通信教育です。
スマイルゼミとは学習設計や端末の条件などに違いがあるため、「タブレット教材」という共通点だけでなく、学習内容の難易度や子どもが一人で取り組む際の進め方まで比較すると選びやすくなります。
スマイルゼミ・チャレンジタッチ・Z会を比較すると何が違う?
ここまで紹介した3つの通信教育はいずれもタブレットを家庭学習に活用できますが、重視しているポイントは同じではありません。
スマイルゼミは専用タブレットを中心に学習を完結しやすく、コアトレによる国語・算数・数学の先取り、さかのぼり学習にも対応しています。
チャレンジタッチは、タブレットによる動画・音声を活用した学習に加えて、赤ペン先生の個別指導など進研ゼミ独自の仕組みがあります。また、進研ゼミ小学講座としては紙教材中心の学習スタイルも選択できます。
Z会小学生タブレットコースは、基礎から発展へと段階的に学習する教材設計や、探究的な学習などが特徴です。
どれが一律に優れているということではありません。
「子どもが一人で進めやすいことを重視するのか」「人による添削を重視するのか」「発展的な問題まで取り組みたいのか」など、家庭が求める学習環境によって比較すべきポイントが変わります。
3サービスの主な違いを比較
| 比較項目 | スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 小学生タブレットコース |
|---|---|---|---|
| 主な学習方法 | 専用タブレット中心 | 専用タブレット中心 | タブレットを活用 |
| 小学生の主要教科 | 学年に応じて国語・算数・理科・社会など | 学年に応じた教科学習 | 学年に応じて国語・算数・理科・社会など |
| 英語 | 対応 | 対応 | 対応 |
| プログラミング | 対応 | 対応教材あり | 対応 |
| 先取り・さかのぼり | コアトレで国語、算数・数学に対応 | 教材・機能により対応内容が異なる | 学年別教材を中心に構成 |
| 添削・個別指導 | タブレット中心の学習設計 | 赤ペン先生の個別指導あり | コースに応じた指導・学習設計 |
| 紙中心のコース選択 | 基本的にタブレット中心 | 小学講座では紙中心のチャレンジも選択可能 | 別途小学生コースあり |
| 小学1年生の料金例 | 月あたり税込3,630円から | 月あたり税込3,300円から | 月あたり税込3,995円から |
| 料金例の条件 | 標準クラス・12か月分一括払い | 2026年度・12か月分一括払いの1年生時 | 2026年度・12か月一括払い |
| 特徴を比較するポイント | 専用タブレット、コアトレ、教科書に沿った学習 | タブレットと個別指導、学習スタイルの選択肢 | 基礎から発展、探究的な学習 |
料金は2026年8月21日時点で確認できる各公式サイトの情報を基準にしています。学年、受講開始月、コース、支払方法などによって金額は変わります。最新の料金と適用条件は申込前に各公式サイトで確認してください。
また、上表は各サービスの特徴を把握しやすくするための比較であり、特定の教材の優劣を示すものではありません。
次章では、これらの違いを踏まえて「タブレット教材をどう選べばよいのか」を、料金、学習方法、先取り・復習、端末、子どもの学習スタイルなどの観点から詳しく解説します。
タブレット教材を選ぶときに確認したいポイント
スマイルゼミ、チャレンジタッチ、Z会小学生タブレットコースには、それぞれ異なる学習方法や教材構成があります。
そのため、「料金が安いか」「教材が多いか」という一つの基準だけで判断するのではなく、家庭学習の目的や子どもの学習スタイルに合わせて比較することが大切です。
ここからは、タブレット教材を検討するときに確認しておきたいポイントを解説します。
1.学校の授業に合わせて学びたいかを確認する
まず確認したいのが、家庭学習を行う目的です。
学校で習った内容の予習・復習を中心にしたい場合は、学校で使用している教科書への対応状況を確認しましょう。
スマイルゼミ小学コースでは、学校で使用している教科書に沿った内容が配信されます。そのため、学校の授業と家庭学習を関連づけながら進めたい場合に検討しやすい教材です。
ただし、配信される教科は学年によって異なります。
小学1・2年生と小学3年生以降では学校で学習する教科自体が異なるため、「何教科利用できるか」という数字だけを見るのではなく、利用する学年の教材内容を確認することが重要です。
チャレンジタッチやZ会についても、学年によって教材構成が変わります。
入会を検討するときは、現在の学年だけでなく、翌年度以降にどのような学習内容になるのかまで確認しておくと、継続利用を判断しやすくなります。
2.先取り学習と復習のしやすさを比較する
学校の授業に合わせた学習だけではなく、子どもの理解度に応じて学習範囲を変えたい場合は、先取り・さかのぼり学習への対応も比較したいポイントです。
スマイルゼミには「コアトレ」があり、国語と算数・数学について学年を超えた学習に取り組めます。
現在の学年の内容を十分理解している場合には先へ進み、苦手な内容が見つかった場合には以前の内容へ戻るという使い方ができます。
ただし、先取り学習ができるからといって、常に先へ進むことが適しているとは限りません。
基礎となる単元の理解が十分でない状態で先へ進むと、新しい単元を理解しにくくなる場合があります。
反対に、学校の進度だけでは物足りない場合には、学年に限定されない教材が学習意欲につながることも考えられます。
子どもの理解度と学習目的を踏まえて利用することが重要です。
3.子どもが一人で学習を進めやすいかを確認する
家庭学習では、教材の内容だけではなく「毎日どのように取り組むのか」も重要です。
教材の内容が充実していても、学習を始めるたびに保護者が問題を選んだり、丸付けをしたりする必要があると、家庭によっては継続が負担になる場合があります。
スマイルゼミは専用タブレットを中心として学習を進める設計になっており、問題への回答や採点、解説などを端末上で行えます。
一方、チャレンジタッチには赤ペン先生による個別指導など、異なる形のサポートがあります。
どちらが適しているかは、子どもの学習スタイルによって変わります。
自分のペースでタブレットを操作しながら進めることを好む場合もあれば、人からコメントやアドバイスを受けることで学習意欲につながる場合もあります。
無料資料や体験できる機会が用意されている場合は、機能の多さだけではなく、実際に子どもがどのように使うかを確認すると判断しやすくなります。
4.料金は月額だけで比較しない
通信教育を比較するときに注意したいのが料金です。
公式サイトでは「月あたり○○円」と表示されていることがありますが、支払方法によって実際の金額が変わる場合があります。
12か月分一括払い、6か月分一括払い、毎月払いなどが設定されているサービスでは、一般的に長期間の一括払いを選択した場合の月あたり料金が低く表示されることがあります。
そのため、複数サービスを比較するときには支払条件をそろえることが重要です。
さらに、タブレット教材の場合は端末に関する費用も確認する必要があります。
スマイルゼミでは専用タブレットを利用するため、受講料とは別にタブレット代について確認しておく必要があります。また、利用期間によって退会時に追加のタブレット代が発生する条件があります。
一方、家庭にある対応端末を利用するタイプの教材では、新たに端末を購入する必要がないケースもありますが、対応機種を持っていなければ端末を準備する費用が発生します。
比較するときは、
・毎月または年間の受講料
・タブレットにかかる費用
・オプション講座の料金
・支払方法
・途中退会時の精算
・故障時のサポート費用
などをまとめて確認すると、実際に必要となる費用を把握しやすくなります。
5.英語やプログラミングの内容を確認する
小学生向け通信教育では、国語・算数・理科・社会だけではなく、英語やプログラミングに対応する教材も増えています。
ただし、「英語対応」「プログラミング対応」と書かれていても、具体的な学習内容はサービスによって異なります。
英語の場合には、単語や表現を中心に学ぶのか、聞く・話す活動がどの程度用意されているのかなどを確認するとよいでしょう。
また、通常の受講料に含まれる英語教材とは別に、有料の英語講座が設定されている場合もあります。
プログラミングについても同様です。
追加料金なしで利用できる範囲と、別途申し込みが必要な講座を区別して比較しましょう。
家庭学習で英語やプログラミングをどの程度重視するかを先に決めておくと、教材を比較しやすくなります。
6.専用タブレットと市販タブレットの違いを確認する
タブレット教材には、サービス専用の端末を使用するものと、市販の対応端末を利用できるものがあります。
専用タブレットの場合は、学習用途を前提とした環境を作りやすいことが特徴です。
一方で、端末代や退会後の扱い、故障時の対応などを確認する必要があります。
市販のタブレットを使用する教材の場合、すでに対応端末を所有していれば、その端末を利用できる可能性があります。
ただし、OSや機種などに利用条件が設定されていることがあるため、「タブレットを持っているから利用できる」と判断せず、公式サイトの推奨環境を確認してください。
タブレット教材選びで失敗しやすいポイント
タブレット教材には便利な機能がありますが、機能の多さだけで選ぶと、実際の利用方法と合わないことがあります。
ここでは、契約前に確認しておきたいポイントを整理します。
月額料金だけを見て決める
比較時に特に注意したいのが、広告や公式サイトに掲載されている月あたり料金だけで判断することです。
最も低い月額表示には、12か月分一括払いなどの条件が設定されている場合があります。
また、専用タブレット代、オプション講座、端末保証などが別料金になる場合もあります。
利用予定期間を決めたうえで、「1年間利用すると総額はいくらになるか」という視点で計算すると比較しやすくなります。
キャンペーンだけで決める
入会時のキャンペーンは費用を比較する材料になりますが、キャンペーン終了後も家庭学習は続きます。
そのため、一時的な特典だけでなく、通常時の受講料や教材内容も確認することが大切です。
特に「○月分無料」「期間限定」といった特典は、対象者や申込期限、適用条件が設定される場合があります。
スマイルゼミについてもキャンペーン内容は時期によって変更されます。
申込時には最新情報と適用条件を確認してください。
教材の量だけで判断する
「たくさん学べる」という点は魅力の一つですが、教材が多ければ必ず使い切れるわけではありません。
重要なのは、子どもが継続して利用できる量と内容になっているかどうかです。
毎日短時間ずつ取り組みたいのか、休日にまとめて学習したいのかによっても適した教材は変わります。
学習時間の目安や一日の進め方を確認しておくと、入会後の利用イメージを持ちやすくなります。
子どもとタブレット学習の相性を確認しない
タブレット教材は、動画や音声、アニメーションなどを使って学べることが特徴ですが、すべての子どもに同じ学習方法が適しているわけではありません。
紙に書く方が集中しやすい場合もあれば、タブレットの方が自分から取り組みやすい場合もあります。
可能であれば、教材の体験機会や資料などを利用して、操作性や問題の見え方を確認してから判断するとよいでしょう。
用途別に考えるタブレット教材の選び方
ここまでの比較を踏まえると、教材選びでは「どのサービスが上か」ではなく、「何を重視するか」を明確にすることが重要です。
ここでは家庭学習の目的別に考え方を整理します。
専用タブレット中心で学習を進めたい場合
教材をできるだけタブレットにまとめ、日々の家庭学習を端末中心で進めたい場合は、スマイルゼミが比較候補になります。
問題への回答、採点、解説などを専用タブレット上で進められるため、紙教材の管理をできるだけ減らしたい家庭でも検討できます。
ただし、専用タブレットには費用や利用期間に応じた条件があります。
受講料と端末費用を合わせて確認したうえで検討しましょう。
先取りとさかのぼり学習を重視する場合
学校の進度だけに限定せず、理解度に合わせて国語や算数・数学を学習したい場合は、スマイルゼミのコアトレが比較ポイントになります。
得意な分野では先へ進み、理解が十分でない内容については以前の範囲へ戻るという使い方ができます。
特に、兄弟姉妹や同じ学年の子どもと学習進度を比較するのではなく、本人の理解度に合わせて家庭学習を進めたい場合に確認したい機能です。
添削など人による指導も重視する場合
タブレット上で完結する学習だけではなく、人からの添削やアドバイスも重視したい場合には、チャレンジタッチの赤ペン先生など、指導の仕組みを比較するとよいでしょう。
自動採点の便利さと、人による添削にはそれぞれ異なる特徴があります。
子どもがどのようなフィードバックを受けると学習を続けやすいのかを考えて選びましょう。
発展的な問題にも取り組みたい場合
学校の授業内容だけでなく、考える力を使う問題や発展的な内容にも取り組みたい場合には、Z会小学生タブレットコースも比較候補になります。
ただし、難しい問題が多ければよいというわけではありません。
現在の学習状況や本人の意欲を確認し、無理なく継続できる難易度かどうかを判断することが大切です。
スマイルゼミについてよくある質問
Q.スマイルゼミは何歳から利用できますか?
スマイルゼミには幼児向けのコースが用意されており、その後、小学生、中学生、高校生向けのコースがあります。
対象年齢や申込可能なコースは年度によって確認が必要なため、入会時には公式サイトで現在の対象コースを確認してください。
Q.スマイルゼミは学校の教科書に対応していますか?
小学生コースでは、学校で使用する教科書に沿った内容で学習できるように教材が配信されています。
ただし、学年や教科によって内容が異なるため、利用予定の学年について確認することが大切です。
Q.スマイルゼミでは先取り学習ができますか?
スマイルゼミには「コアトレ」があり、国語と算数・数学について学年を超えた学習に取り組めます。
得意な内容を先へ進めるだけではなく、必要に応じて以前の学習範囲へ戻ることもできます。
すべての教材が自由な学年で利用できるという意味ではないため、通常講座とコアトレの違いを理解したうえで活用するとよいでしょう。
Q.スマイルゼミでは英語も学べますか?
小学生コースでは英語教材が用意されています。
また、通常の学習とは別に英語学習に関する追加サービスが提供される場合があります。
利用できる教材や追加料金の有無については、申込時点のコース内容を確認してください。
Q.プログラミング学習にも対応していますか?
スマイルゼミ小学コースでは、プログラミング学習に対応した教材が用意されています。
プログラミングだけを独立して学ぶというより、タブレットの特性を生かしながら考え方を学習する教材などが提供されています。
配信内容は学年や時期によって異なる可能性があるため、現在の教材内容は公式情報で確認してください。
Q.スマイルゼミには紙の教材も届きますか?
スマイルゼミは専用タブレットを中心に学習する通信教育です。
そのため、紙教材を中心とした通信教育を希望している場合は、学習方法が希望に合っているか確認する必要があります。
「問題集を紙で管理したくない」「タブレットを中心に家庭学習を進めたい」という場合には比較しやすいサービスです。
Q.スマイルゼミのタブレット代はいくらですか?
12か月以上の継続利用を前提とする場合、専用タブレット代は9,980円(税込10,978円)と案内されています。
利用期間によっては退会時に追加のタブレット代が必要になるため、短期間の利用を予定している場合は特に条件を確認してください。
料金や条件は変更される可能性があるため、申込時には最新情報を確認することが重要です。
Q.スマイルゼミは短期間試すことができますか?
スマイルゼミでは、全額返金保証が案内されています。
保証期間はタブレット発送から約2週間とされており、指定期間内に所定の手続きを行い、タブレットなどを返却することで、初回に支払った会費とタブレット代が返金対象となります。
ただし、初回入会時のみ対象となることや、電話による退会手続き、返却期限、返送料などの条件があります。
実際に利用する場合は、申込時に案内される保証期間と適用条件を確認してください。
Q.スマイルゼミとチャレンジタッチはどちらを選べばよいですか?
一律にどちらが適しているとはいえません。
専用タブレットを中心に学習し、コアトレによる先取り・さかのぼり学習などを利用したい場合には、スマイルゼミの特徴を確認するとよいでしょう。
一方、赤ペン先生による個別指導などを重視する場合には、チャレンジタッチの仕組みも比較材料になります。
料金だけではなく、子どもが毎日どのように学習するのかをイメージして比較することが重要です。
Q.タブレット教材だけで家庭学習は十分ですか?
必要な学習内容や目標によって異なります。
学校の予習・復習を目的とする場合と、中学受験など特定の目標に向けて学習する場合では、必要となる教材や学習量が変わります。
通信教育だけで目的に対応できるかを確認し、必要に応じて学校教材、市販教材、塾などとの組み合わせを検討するとよいでしょう。
スマイルゼミと他社タブレット教材は目的に合わせて比較しよう
スマイルゼミ、チャレンジタッチ、Z会小学生タブレットコースは、いずれもタブレットを家庭学習に活用できる通信教育ですが、教材の構成や学習の進め方には違いがあります。
スマイルゼミは、専用タブレットを中心として学習を進められることに加え、小学生では学校の教科書に沿った学習、英語、プログラミングなどに取り組めます。
さらに、コアトレを利用することで、国語と算数・数学について学年の枠を超えた先取り・さかのぼり学習が可能です。
そのため、
・家庭学習を専用タブレット中心にまとめたい
・学校の授業に沿った予習や復習に取り組みたい
・国語や算数・数学では理解度に応じた学習も取り入れたい
・英語やプログラミングを含めて幅広く学びたい
・幼児期から高校生まで継続して利用できる通信教育を検討したい
といった場合には、スマイルゼミは比較しておきたい選択肢の一つです。
一方、タブレット教材を選ぶ際には、サービス名や月額料金だけで決めるのではなく、子どもの学習スタイルとの相性を見ることが重要です。
添削など人による指導を重視するのであればチャレンジタッチの仕組みを確認し、基礎から発展的な内容まで取り組みたい場合にはZ会の教材内容も比較すると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
また、費用を比較するときには受講料だけではなく、タブレット代、オプション料金、支払方法、途中退会時の条件まで確認しましょう。
特にスマイルゼミは専用タブレットを使用するため、利用期間によってタブレットに関する費用条件が変わります。短期間の利用を考えている場合には、申込前の確認が重要です。
キャンペーンについても同様です。
期間限定の受講料割引などが実施されている場合でも、キャンペーンだけを理由に決めるのではなく、通常時の料金や教材内容を含めて判断すると、家庭に合ったサービスを選びやすくなります。
タブレット教材は、子どもの年齢、学習状況、家庭学習の目的によって適した選択肢が変わります。
スマイルゼミを検討している場合は、専用タブレットでの学習方法やコアトレ、利用予定の学年で学べる教科、料金、タブレット代などを確認し、他社教材と条件をそろえて比較してみてください。
そのうえで家庭の希望と子どもの学習スタイルに合っていると感じる場合には、有力な選択肢の一つとして検討しやすい通信教育です。